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2021年春〜秋
オンライン中華料理教室開業を目指す
元銀行員ぷーあること三村佳代です
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私、現在ケンミン食品さんから依頼を受けて
ビーフンのレシピを開発をしています
ビーフンという名前を聞いたことはあるし
お米からできているという認識はあったけれど
それ以上のことは知らなかった
というのが正直なところでした
ビーフンとは何者か?
原料、作り方、性質、特徴など…
分かっていないと
レシピなんか作れない!
ということで日々少しずつ
ビーフンについて研究をしています
少し前にはこちらをお届けしました
今回はビーフンを科学的な視点から
お話していきたいなと思ったのですが
その前に…
みなさん、ケンミン食品さんの
ビーフンの国内シェア
どれくらいだと思いますか?
なんと6割!
残り4割はほぼ海外からの輸入
どうして日本でビーフンを製造する
競合他社がほとんど存在しないのか?
気になりませんか?
本題に入る前に
私がケンミン食品の高村社長からお伺いした
今日に至るまでのビーフンヒストリー
をお届けしたいと思います!
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創始者の高村健民氏
台湾出身で親戚をたどり神戸の地へ
健民氏は生前
「米」は五穀の王様と呼び
米からできたビーフンが人々の健康の
お役に立てることができるのではないかと信じ
「皆様(民)の健康(健)のために」
という理念は今も当社の理念
として引き継がれています
1945年、
終戦直後
日本の米農家は戦争の影響で
すぐには米を作ることができなかったので
海外からインディカ米が輸入され
配給されるようになりました
日本人にはインディカ米の食感が合わなかったことと
台湾は中国の一部として勝戦国としてみなされ
お米の配給される量が
日本国籍の人よりも多かったことから
台湾国籍であった創業者の元には
ビーフン製造に十分な量の
インディカ米が確保できたのだといいます
1950年、
日本でビーフンの製造を開始します
ビーフンを製造する会社は
他にもあったようですが
多くはなかったそうです
というのも
米を麺にするということ自体
非常に手間ひまがかかり重労働
ということに加え
2つの大きな参入障壁が
あるからだといいます
ビーフンはその麺の性質から
2つの工程については
人の手で作業をする必要があるそうです
①蒸した麺をほぐす行程
②ビーフンを切る行程
機械だとどうしてもうまくできず
現在でも人の手を使って
作業をされているそうです
そして
1960年、
当社にとって逆境がやってきます
ビーフンの原料である
インディカ米に
輸入規制がかかります
原材料のインディカ米が
手に入らないことには
ビーフンの製造はできません
当社はいち早く海外に目を向け
ビーフン作りに最適なお米を求めて
色々な国を飛び回ります
そして
理想のお米を見つけます
その国とは…
東南アジアの
「タイ」です
1987年、
タイに自社工場を建設し製造を開始します
昨年12月には第3工場を新設
お手元に当社のビーフンがある方は
裏面の原産国が「タイ」
となっているのが
確認できると思います!
◆まとめ
終戦直後は
国籍の関係から
製造に必要なインディカ米を
十分に確保するという運を持ち
インディカ米の輸入規制後は
私たち日本人の口に合うお米を求めて
いち早く海外に進出し
消費者の手に取りやすい価格を実現
フルオートメーション化ではなく
高品質なものをお届けするため
今でも2つの工程は
人の手で作業を実施
その惜しみない努力と行動から
日本でのビーフンシェア6割というのは
納得の数字ではないでしょうか?
ということで
ビーフンヒストリーをお届けしました!
あなたもこれでビーフン通!
今日はここまで!
最後までご覧いただき
ありがとうございました
また明日!
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