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2021年春〜秋
オンライン中華料理教室開業を目指す
元銀行員ぷーあること三村佳代です
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昨日の記事、Instagram、Facebookを
ご覧いただきいただいた皆さまから
大きな反響がありました
メッセージをいただいた方
本当にありがとうございます!
自分のことのように喜んでくださり
とても嬉しかったです!
自分にできることをしっかり誠実に
やっていきたいと思いますので
引き続き応援よろしくお願いします!
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最近中華料理を作っている中での私のお困りごと
それは、食材に誰もが美味しそう!
と思う「色」と「ツヤ」が出ないこと
こんな風なのが作りたいのに…
やっぱりアレを使わないといけないのか!

今日は中国の調味料「醤油」のお話!
日本料理でも「醤油」は
欠かせない調味料ですよね!
中国で代表的な醤油
それは
“生抽”と“老抽”

そもそも聞いたことがないし
読み方もわかんないよ!
という方がほとんどじゃないかと思います!
そもそもどんなもの?
どんな違いがあるの?
一体どうやって使うの?
この2つの醤油について
掘り下げていきたいと思います!
◆生抽(セイチュウ)
中国語:【shēngchōu】 シェンチョウ
中国版濃口醤油
中国のなかでも広東省や香港では特に
日常的に料理に使用されています
比較的塩気が強く、色が薄いので
チンゲン菜やブロッコリーなど
色彩を生かしながらも
味もしっかりつけたい
炒め物に最適です
また
唐辛子やニンニクなどを
加えたつけだれや
和え物にも使われます
主な役割は味付け
◆老抽(ロウチュウ)
中国語:【lǎochōu】ラォチョウ
中国版たまり醤油
老抽は生抽を基礎にして砂糖を加えているので
少しの甘味と苦みがあります
豚の角煮などのあの照りと
美味しそうな色を演出
するのがこの老抽です
主な役割は色付け、とろみ付け、ツヤ出し
砂糖が入っているため
生抽よりカロリーは3倍です
◆実験!色・味比べ!
生抽、老抽、日本の濃口醤油を比べました!
主観たっぷりの実験ですのであしからず

【色】濃い順
老抽出>日本の濃口醤油>生抽
日本の濃口醤油と生抽が微妙なところです…
【味】塩気の強い順
生抽>日本の濃口醤油>老抽
・生抽は、思ったよりパンチのある塩気です
・日本の濃口醤油は、塩気よりも旨味が強いです
・老抽は、これ醤油?というくらい塩気をあまり感じません
お次は、
豚ミンチ10g に各醤油を1g入れて炒めました!
写真がちょっと美しくなくてすみません🙏

【色】濃い順
老抽>生抽>日本の濃口醤油
老抽がダントツの色の付き具合!
色付けという役割がしっかり果たされていますね!
【味】味をしっかり感じた順
生抽出>老抽>日本の濃口醤油
・生抽は、驚くほどにしっかり味がついていて
どこを食べても均等な味でした◎
わずかな甘みと旨味が特徴的でした
・日本の濃口醤油は表面だけ
わずかに味がついていましたが
噛むと味にムラがありました
“生抽”や”老抽”は
素早く食材に味をつける
色をつけるという
中華料理の調理法にあった調味料
だということがよくわかりました
また”生抽”の代わりとして使うには
日本の濃口醤油よりも
薄口醤油の方が
色が薄くて塩気が強いという点から
適していると感じました
余談ですが…
この実験の後
3つの豚ミンチを混ぜて食べたら
塩気と旨味が相まって
一番美味しかったです![]()
あの、すみません!
ちょっと気になるんですが
この「抽」って何ですか?
いいところに気づかれましたね!
その名の通り「抽出」という意味で
発酵した醤油から原液を取り出す
ということを指します
伝統製法で醸造された醤油は発酵後
最初に抽出された醤油が「生抽」です
「老抽」は生抽を基に
さらに発酵の過程を経てから
原液を取り出すので
「老」という漢字が使われています
この2つの醤油は
製造過程も違えば
その用途も違うということを
知っていただけだと思います![]()
この2つの醤油を使った料理ができたら
またご報告させていただきますね!
今日も最後までご覧いただき
ありがとうございました✨
また明日!
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