ご訪問いただきありがとうございます!
2021年春〜秋
オンライン中華料理教室開業を目指す
元銀行員ぷーあること三村佳代です
初めての方はこちら
↓↓↓
******
先日、
ビーフンを使ったレシピを考案する
という命題を頂き
いきなりレシピ作りに
取り掛かってもいいのですが
まずは素材である
「ビーフンを知ること」
から始めてみようと思い
基本的なビーフンの起源やお米の種類
製造方法等については
ケンミン食品さんのHPに既に記載があります
ビーフン とは | ビーフンのケンミン食品 (kenmin.co.jp)
が、
中国料理研究家として
もう少し中国に絞った形で
ビーフン研究をすることにしました!
これから数回に渡って
お付き合いいただけると嬉しいです
今日は第一弾!
入門編ということで
ビーフンの発祥・名前について
主に中国のどこで食べられているのか?
を調べてみました!
では、どうぞ!
◆ビーフンの発祥・名前について
ビーフンは中国南部発祥で
漢字で「米粉」と書き
米から作られた麺です
中国語の標準語では“ミーフェン”と発音しますが
福建省南部、台湾、シンガポールなどで
話される言語である閩南語(びんなんご)では
“ビーフン”と発音されるそうです
が、
自分の目や耳で確かめたくて
ネットを探していたら
「米粉」の発音を中国語(標準語)、閩南語、客家語、
日本語、広東語で聞くことができるサイトを見つけました!
閩南語と客家語で確かに“ビーフン”
と言っているのが聞き取れましたよ
ご興味のある方は、是非聞いてみてください!
◆北方は小麦麺、南方は米粉麺
中国では、材料によって麺の名前を言い分けています
小麦粉でできた麺:「面(ミェン)」
米 粉でできた麺:「粉(フェン)」
中国南部では昔から稲作が盛んだったことから
ビーフンは特に中国南部でよく食べられています!
ちょっと見にくいですが
「中国10大米ビーフン」の地は赤枠の省です
意外だったのが、新疆ウイグル自治区!
米の生産量と関係があるのか?
と思って少し調べてみました
参考に比較出日本の数字も拾ってみましたが
さすが日本の25倍の国土の広さ
を持つ中国!
大体生産量もそれくらいの量になっています
中国10大ビーフンの地に入っている
湖南、江西省は米の生産量が多く
それがビーフンになっている割合も高そうですね!
先ほど意外だと申し上げた
新疆ウイグル自治区の米の生産量は65.5万㌧で
中国では下から数えた方が早いのですが
日本1位の新潟県より多いのがビックリです!
<米の生産量TOP5比較>
中国全体:21,267万㌧(うち、輸出120万㌧)
日本全体:778万㌧(うち、輸出1.2万㌧) 生産量:万㌧
| 中国 | 生産量 | 日本 | 生産量 |
1 | 黒竜江省 | 2,819 | 新潟県 | 62.8 |
2 | 湖南省 | 2,740 | 北海道 | 51.5 |
3 | 江西省 | 2,126 | 秋田県 | 49.1 |
4 | 湖北省 | 1,927 | 山形県 | 37.4 |
5 | 江蘇省 | 1,893 | 宮城県 | 37.1 |
中国統計年鑑2018年版
農林水産省「作物統計」2018年版
財務省「貿易統計」
これだけ広範囲な地域で食べられているので
ビーフンの食べ方や作り方などは
その地域によって異なります
みなさんが想像するビーフンは
乾燥してパリパリになっているものだと思いますが
中国には生麺も存在します
また、
ビーフンの太さも太いものから細いものまで
歯ごたえも、しっかりしているものから柔らかいものまで
食べ方も、炒めたり、スープに入れたり、和えたり
味も、辛い物からあっさりしたものまで
私たちが想像している以上に
多岐に渡ります!
さぁここから!というところですが
今日はここら辺で…
次回は一体どんなビーフンが食べられているのか?
ご紹介しますね!
最後までご覧いただき
ありがとうございました
また明日!
—–