せいろ かび – 蒸籠(せいろ)がカビちゃった!間違ったお手入れ【7つ】
年末に蒸籠(せいろ)のお手入れ
についてあるご質問をいただきました。
蒸籠を使った後、乾燥させているのだけれど…
✔︎蒸籠がかびちゃった
✔︎枠が外れてしまった
✔︎なかなか乾かない
✔︎蓋は洗っていいの?
✔︎どう乾かすのがイイの?
蒸籠(せいろ)は、
天然の木でできているので
ステンレスやシリコンなどの素材と比較すると
少し気をかけてあげる必要があります。
せっかく買った蒸籠を
大切に使いたいと思っていても
間違ったお手入れを続けてしまうと
残念なことになってしまいます。
私が初めて買った蒸籠は今も現役で
7年程使っています。
それがこちら。
香港で買った竹製の蒸籠です。
年季入っていい感じでしょ♪
そんな私の経験から、
蒸籠を末永く使うために
心がけている小さなポイントを
ご紹介したいと思います。
下記の7つの中で心当たりがある項目があるか
この機会にチェックしてみましょう。
①使った後しばらく放置してからお手入れしている
<カビの原因>
調理した後、鍋の上に置いたまま
にしておくと蒸気がずっと当たり続け、
蒸籠が湿気を含みやすくなります。
👍改善策
できれば使い終わったらすぐ
(アツアツのうちがベスト)に
鍋から引きあげ、キッチンペーパーなどで
汚れや水分を軽くふき取り乾燥させましょう。
②蒸籠(身の方)全体を洗っている
<カビの原因>
汚れた部分をキレイにする必要はありますが、
その他の部分まで水で洗う必要はありません。
👍改善策
食材を置く部分が汚れていなければ
水分をふき取るくらいで十分です。
③蓋を洗っている
<カビの原因>
蓋は基本食材と触れることがないので、
洗いません。洗ってしまうと竹などの木が
編み込まれているのでとても乾きにくいです。
👍改善策
蓋は洗わずに乾かしましょう。
④洗剤で洗っている
<変形、臭いの原因>
汚れたからといって洗剤で洗ってしまうと
木に洗剤の臭いがついてしまいます、
また変形の原因にもなります。
👍改善策
油などで汚れたら、ぬるま湯で洗い流し
キッチンペーパーなどでふき取りましょう。
また、できるだけ蒸籠が汚れないように
油や色移りが心配な食材は
蒸籠に直接乗せるのではなく、
クッキングシートやお皿を上手に使いましょう。
⑤水滴がついたまま乾かしている
<カビの原因>
汚れた部分を水で洗って、そのまま乾かすと
乾くのに時間がかかります。
👍改善策
水で洗ったら、その部分をキッチンペーパーなどで
やさしくふき取ってから乾かしましょう。
⑥乾かす時間が短すぎる
<カビの原因>
数時間では短すぎます!
表面は乾いてそうでも、木の内部には
まだ水分が残っている可能性があり、
このままなおすと危険です。
👍改善策
毎日使う場合は、
そんなに気にすることはないと思いますが、
1週間くらい使わない日がある場合は、
最低1日は乾かしましょう。
(環境によっては、
1日でも足りないこともあります)
⑦直射日光にあてて乾かしている
<変形の原因>
木は温度・湿度の変化に弱いです。
調理で使用後、湿度が高い状態から
外気や直射日光にさらすと温度や湿度が
急激に変化して、ひび割れたり、劣化したり、
木枠が外れたりしてしまいます。
👍改善策
直射日光に当たらない、
なるべく風通しのいい場所で
乾かすように心がけて下さい。
蒸籠を立てたり、フックに引っ掛けて
乾かすといいですよ。
蒸籠(せいろ)を末永く愛用するためにも
わが子のように扱ってあげて下さいね。
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