小巻米粉 | 台南名物イカを使った小巻米粉とは?うま味と甘みのあるスープが特徴 中国料理研究家が解説します!

ビーフン

本日は、台湾の南西部にある都市、
台南の名物「小巻米粉」をご紹介します。

一体どんな食べ物なのか?
そしてどんな特徴があるのか?
2023年3月台北で食べた感想をお伝えします。

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小巻米粉 | 台南名物イカを使った小巻米粉とは?うま味と甘みのあるスープが特徴 中国料理研究家が解説します!

この記事は、こんな方におススメです。

✓台湾が大好き!
✓台湾の食文化に興味がある。
✓「小巻米粉」がどんな食べ物か知りたい。
✓ビーフン料理が好きな方。

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台南はどこにある?

台南は、台湾の南西部にある都市。
17世紀のオランダ統治時代に首府が置かれ、
政治、経済、文化の中心でした。

1885年に首都が台北に移転。
歴史的建造物も多く残っていることから
「台湾の京都」と呼ばれているそうです。

歴史のある街なんですね。

日本も東北はしょっぱい、九州は甘いと
地方によって味付けが違うように、
台北と比べると台南は料理の味つけが甘いんだとか。

台南についてもっと知りたい方は、こちらからどうぞ。

台南市 – 台湾観光局
https://jp.taiwan.net.tw/m1.aspx?sNo=0003119

「小巻米粉」とはどんなもの?

小巻(シャオジュアン)とは一体何?
怪しいモノじゃないの?
と想像された方もいらっしゃると思います。

先に答えを言うと、
ズバリ10本足の「イカ」です。

中国語ではイカは、
「乌贼(ウーゼイ)」
鱿鱼(ヨウユー)」と言いますが、

台湾では小さなイカを
「小巻(シャオジュアン)」

小巻より大きいイカを
「中巻(ジョンジュアン)」
といいます。

そして、「米粉」というのは、
中国語で「お米で作った麺」
つまり「ビーフン」のことです。

中国語の標準語では
「米粉(ミーフェン)」と発音しますが、
台湾や福建省あたりの方言では、
「米粉(ビーフン)」と発音します。

この2つを合わせると、
「小巻米粉」は、「イカのビーフン」
だということがわかりましたね。
台南のローカルグルメです。

イカだしが効いたスープビーフンで
台南では、みなさんが知っているよりも
太いビーフンでレンゲですくえるくらい短い
ものが多いようです。

台南で有名なのは、こちらの2店舗。
URLをクリックいただくと、
麺の太さがわかっていただけると思います。
葉家小卷米粉は創業して88年!

・邱家小巻米粉
https://www.tour.ne.jp/w_review/TNN/restaurant/spot/164485/

・葉家小卷米粉(1935年~)

https://www.tour.ne.jp/w_review/TNN/restaurant/spot/219244/

台北で訪れたお店と「小巻米粉」を食べた感想

2023年3月、コロナも収束してきたので
3年ぶりの海外、12年ぶりの台北に行ってきました。

飛び立つ前に、ビーフンで有名な
ケンミン食品さまから
台湾に行くなら「小巻米粉」
食べてレシピとして再現して欲しい
というご依頼をいただきました。

今回は台北に2泊3日という短い時間だったので、
台南に行くことはできませんでしたが、
台北市内で「小巻米粉」のお店を
探して食べに行ってきました。

何で探したのか?
それはGoogleMapです!
便利な世の中になりました。
観光に関する本を買わなくても
お店が探せるのですから。

お店を選んだ基準は?
泊まっていたホテルとその後行きたい
夜市とのアクセスがいいころです。

地下に「美食街」がある頂好名店城。
MRT忠孝敦化から近いです。

地下に下りると、フードコートのような感じ。
Googleで見たお店がすぐ見つかりました。

お店の名前は、「台南味小巻米粉」
106台北市大安区忠孝東路四段97号B1楼

早速注文しました。
17時頃、お客さんは私たちだけでした。

店名にもなっている「小巻米粉」
一緒にエビのすり身を使った
揚げ物とニラの水餃子を注文。
(1台湾ドル=約4.5円 2023年3月時点)


一番左の写真が「小巻米粉」130元


左下の「月亮蝦餅」60元も一緒に注文

空港からホテルに到着するまで
結構時間がかかったうえでの
台北に来て最初の食事。

さぁ、緊張の瞬間です。

イカがたっぷり、
キャベツも乗ってますね。

実は、この小卷米粉を食べて
4つの驚きがありました。

クリアなスープをレンゲで
口に運んだ瞬間、
「優しい!」
思わず声が出るやさしさ。
体に染みわたる感じ。

2つ目、
「スープが甘い!」

これまで、スープビーフンで
この甘さを感じたことはありませんでした。

3つ目、
この爽やかな香りはなんだ?
どこかで嗅いだことのある香り…

「セロリ」だ!

最後に驚いたのが、
「ビーフン細っ!」

これまで出会ったことのない、
絹糸のような細さのビーフンでした。

新感覚のビーフン!
素材の味を最大限に引き出した
優しい味に一番驚きました。


スイートチリソースと一緒に


追加でニラの水餃子も

何気に注文したニラの水餃子が美味しかった。
この度の中で水餃子何回か食べましたが、
ここが一番美味しかったです。

全部で280元(約1,300円)
二人で食べてこの値段、
嬉しい限りです。

再現レシピは、乞うご期待!

7月24日に「小巻米粉」の再現レシピを
ケンミン食品さまのホームページで
発表いただく予定です。

写真だけちょっとご紹介。

私が初めて体験した、
「やさしい」「甘みのある」スープを
ご家庭でも時短で作れて
味わっていただけるよう
試作を重ねました。

楽しみに待っていてくださいね♪

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