麻辣燙(マーラータン)ってナニ?
マーラータンって…
こんな方にピッタリの記事です。
マーラータンの見た目と味の特徴
マーラータンは、小吃(シャオチー)
いわゆる軽食の部類です。
痺れる辛さと唐辛子の辛さをあわせ持つ
薬膳スパイスで作られたスープに、
自分の好きな具材(麺、野菜、肉、練り物など)
を入れて楽しむ料理です。
スパイスで新陳代謝を促したり、
冷え性や肌荒れにも
良いといわれています。
スープの辛さを選べるお店もあり、
トッピング次第では野菜も
ふんだんに摂り入れることができるので
意外とマイルドかつヘルシーな料理だと感じます。
「燙」と「湯」って同じ?
日本では、「麻辣燙」と「麻辣湯」
両方の表記があります。
もともとの漢字の意味は異なりますが、
マーラータンにおいては
同義として使われています。
<漢字の意味>
・燙【tàng】ヤケドしそうなくらい温度が高いこと
・湯【tāng】スープ、熱湯
声調は異なりますが、
「タン」という響きは同じですね。
上に湯、下に火という漢字の成り立ちで、
燙手了! (手をヤケドした! )
燙髪(パーマをあてる)
というように使われ、
「温度が高くて熱い」
ということがわかりますね。
マーラータンはどこの料理?
マーラータンの発祥は、四川省楽山市。
英語名は「Spicy Hot Pot」
中国の長江本流にある三つの峡谷があり、
そこには川筋でロープを引っ張り、
船を進めてくれる「纤夫(せんふ)」
という人達がいました。
彼らは仕事の合間に川辺で火を起こし、
川の水を汲み、唐辛子、花椒、入手した野菜を
入れて煮立たせて食べていた料理、
それがマーラータンの起源といわれています。
お腹を満たすとともに川で濡れて冷えた体を温める
効果もあったことが好評だったようで、
流域にどんどん広まっていきました。
四川のマーラータンは、シビレと辛さが特徴で、
四川界隈の人には受け入れがたく、
東北人がスープにはガラを使ったり、
味付けはもう少し優しくするなど
改良を重ね、中国全土で食されるように
なったそうです。
<参考>麻辣烫(中国小吃)_百度百科 (baidu.com)
麻辣火鍋と麻辣燙って何が違うの?
火鍋とマーラータンの違いを
私なりに考えてみました。
火鍋の英語は「Hot Pot」
マーラータンは「Spicy HotPot」
火鍋は、鍋料理のひとつ、
マーラータンは小吃という軽食の部類。
火鍋は数人で1つの鍋を囲みますが、
マーラータンは、1人前ずつ出てきます。
どちらも味は麻(シビレ)、辣(辛い)ですが、
スープの濃度が異なります。
火鍋はスープを飲みませんが、
マーラータンはラーメンのように
スープを飲むことができます。
こんなところでしょうか。
火鍋を食べようと思うと
人を誘わないといけないですが、
マーラータンだとふらっと一人で
寄れるところがいいですよね。
注文の仕方は?~張亮麻辣烫3号店を例に~
訪れたのは、大阪・なんばエリア。
道頓堀のつるとんたんの近くにあるビル。
このなんば・日本橋エリアは、
大阪の中でもディープな中華が楽しめる場所。
中国食材のお店も点在しています。
中国人らしき方々が吸い込まれていくお店を発見!
「張亮麻辣烫」という看板が掲げられていました。
お店によってマーラータンの注文方法は
異なりますが、今回はこちらの
「張亮麻辣烫」さんを例にさせていただきます。
ディープチャイナにいざ潜入!
覚悟をグッと決めて入店しました。
さすがに私でもこのローカル感は
少し勇気が必要でした。
中国の音楽、店内は中国語が飛び交い、
日本語は一切聞こえてきません。
初めてこのお店に入ったため、
注文のシステムがわからず、
とりあえずお姉さんに聞いてみました。
「怎样点?(どうやって注文するの?)」
「自己选!(自分で選ぶの。)」
金属のボウルに自分の好きな具材を
ポンポンと入れていきます。
さすが、ディープチャイナ!
私も知らない具材がたくさんあります。
私が選んだのは
油菜、豆苗、魚のつみれ、練り物、
レンコン、厚揚げ。
ボウルごとお姉さんに渡します。
ベースのスープと麺で333円(税抜)、
トッピングが1個99円(税抜)で
3つ以上選ぶシステムでした。
麺の種類と追加のトッピングを選びます。
麺は、太い春雨(寛粉)、細い春雨(細粉)
トウモロコシ麺(玉米面条)、冷麺(冷面)など
追加のトッピングは、
パクチーと肉(牛、羊など)
私はトウモロコシ麺、追加で羊肉を選びました。
グルテンフリーなのが何気に嬉しいですね。
番号札を渡され、5~6分待ちました。
「十号的麻辣烫(10番のマーラータン)」
とお姉さんの声が店内に響きます。
番号札と引き換えに受け取りました。
台にラー油や花椒油、ピーナッツなど
様々なトッピングがあるので
お好みでかけて、さぁいただきます!
いかにも辛そうな感じですが、
スープを飲んでみるとそんなに辛くない。
シビレもそこそこ。
濃厚な味のスープでした。
美味しい!中国の味だ~!
とテンションが上がりました。
トウモロコシ麵も
つるっとしていて普通の中華麺より好き。
麺とスープがよく絡むこと。
夢中でいただきました。
個人的には日本のラーメンより、
こちらの方が野菜も沢山とれるし
シビ辛で断然美味しい。
これは、ハマります。
ヘビロテ決定です。
お会計は、1,350円
・ベーススープ333円
・具6種 99×6=594円
・羊肉 300円
1,227円×1.10=1,350円(税込)
こういう計算ですね。
最後のお会計だけなぜか日本語でした。
<お店情報>
張亮麻辣烫 3号店
・住所:大阪市中央区島之内2-16-10
ライオンタワー島之内 1F
・営業時間:11:00~23:00
・定休日:無休
・40席
日本語はほとんど通じないですが、
マーラータンを食べてみたい方、
大阪のディープチャイナに行ってみたい方、
中国語を使ってみたい方は
ぜひ足を運んでみて下さい。
体に優しい嬉しい!マーラータンレシピ
疲れた時、無性に辛さと痺れがあるものが
食べたくなったりしませんか?
でも…
という方は自分でマーラータンを作って
雰囲気を楽しんでみませんか?
化学調味料不使用、食材のうま味
✓グルタミン酸(生姜、白ネギ、玉ねぎ)
✓イノシン酸(鶏)
✓グアニル酸(干し椎茸)
たっぷりでカラダに優しい一品です♪
ケンミン食品さんの
「お米100%ビーフン」
を使ってレシピを考案しました。
※お米100%ビーフンは、
味のついていないビーフンです。
レシピはこちらからご覧ください。
シビ辛!マーラータン風 汁ビーフン | ビーフンのケンミン食品 (kenmin.co.jp)
暑い夏、辛い物を食べて
爽やかに汗をかきませんか?
本日も最後までご覧いただき
ありがとうございました。
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