せいろを買ったら、
すぐに使いたくなりますが、
買ってきてすぐに食材を
入れないでくださいね。
せいろ使い始めにする事と
せいろ蒸しをするのに必要な道具と
あったら便利な道具についてご紹介します。
せいろ使い始め – せいろ使い始めにする事とせいろ蒸しに必要な道具とは?
この記事は、こんな方におススメです。
せいろ蒸しがしたいと思ったら
せいろを買ってきたら、
「すぐ使いたい!」
「冷蔵庫にある野菜を蒸してみたい」
と思いますよね。
でも、ちょっと待って!
気持はすごくわかるのですが
せいろはすぐには使えないのです。
新しいお鍋や食器は
買ってきたら使う前に
まず洗剤で洗いますよね。
せいろは天然の木でできているので、
実は、洗剤で洗ってはいけないのです。
洗剤を使うと洗剤の成分が
浸透してしまって匂いが付いたり、
木の油分が失われてしまい
劣化が早くなってしまいます。
また、食洗器に入れるのも
歪みの原因になるのでしないでくださいね。
ということで、
せいろ使い始めにする事は
「空蒸し」です。
この「空蒸し」は
“せいろ”に何も入れず
空のまま蒸すことです。
この作業をする目的は
新品独特の匂いをとったり、
ほこりや汚れ、
木のあくなどを取り除くためです。
空蒸しの方法を動画で
知りたい方はこちらからどうぞ。
<空蒸しの方法>
1.鍋に水をたっぷり入れ、中火~強火で沸騰させます。
2.蒸し板を鍋の上にのせます。
3.蒸し板の上に”せいろ”をのせ(蓋含む)15分蒸します。
※空焚きにならないように注意してください。
4.少し冷えたら出てきたほこりや木のカスなどを水で洗い流します
※空蒸し直後は熱々なのでやけどに気を付けてください。
5.ふきんなどで水分をふき取り、風通しのいいところで
陰干してしっかり乾燥させてください。
ということで、
せいろ使い始めにする事
「空蒸し」を忘れずに。
最初に揃えたい5つの道具
①鍋
私は直径19cm、深さ13cmの
深鍋を使っています。
蒸す時間に関わらず、
半分~7割程度の水を入れて沸かしましょう。
フライパンなどの浅い鍋は、
短時間で蒸発する可能性があるので、
空焚きの原因になりやすいです。
安全にせいろを使うためには、
できるだけ避けた方が無難です。
②蒸し板
せいろにピッタリ合うお鍋がない場合は
「蒸し板(むしいた)」
と言われる金属製の板を使うと手持ちのお鍋を
活用するといいですよ。
大きさ違いのせいろを持っている
場合にも便利なグッズです。
鍋とせいろの間に隙間がないことが重要。
蒸し板を使っても、鍋やフライパンの取っ手が
蒸し板にあたり隙間ができてしまうと
蒸気が逃げてしまいます。
手持ちの鍋に合わせた
「蒸し板の大きさ選び」
も大切なポイントになります。
「蒸し板」はドン・キホーテや
近くのホームセンターでは
手に入りにくいということです。
例えば東京なら合羽橋、
大阪なら千日前の道具屋筋など調理器具専門店。
ネットであれば、せいろを販売している
サイトならほぼほぼお取り扱いがあります。私は横浜の照宝さんのせいろを愛用しており、
「蒸し板」も照宝さんのものを使用しています。
蒸し板 | 中華街 照宝 (shouhounet.jp)
③クッキングシートor蒸し布
をせいろに敷きましょう。
蒸し布は100均で購入が可能です。
下記はダイソーさんの蒸し布です。
出典:ダイソーHP
蒸し布は穴が開いていて通気性がいいので、
敷き方についてはあまり気にする必要はありませんが、
クッキングシートの敷き方については、
ちょっとだけ気にしてあげて欲しいのです。
まず悪い例から見てみましょう。
①クッキングシートの長さが
足りない部分があると、
汁が流れでてせいろが汚れて
しまう原因になります。②せいろのふちの高さを超えた
クッキングシートを蓋の外に出してしまうと
蒸気の通り道をシャットダウンすることになり、
せいろに入れた食材にしっかり蒸気が回りません。
①せいろの内側がカバーされる大きさに
クッキングシートをカットします。②せいろのふちの高さを超えた
クッキングシートは必ず蓋の中に納めます。極力せいろの汚さないために、
穴をあけずに使うことをお勧めしています。
こうすることでお手入れがぐんとラクになります。
④鍋つかみ(ミトン)
蒸し上がった後、素手でせいろを触るのは
ヤケドの可能性があるのでNGです。
必ず、鍋つかみやミトンなどを使って下さい。
⑤蒸し上がった後にせいろを乗せるお皿
蒸し上がったばかりのせいろを
そのままテーブルに置いてしまうと、
食材から発せられた水蒸気が
テーブルに水滴としてついてしまうので、
せいろより一回り大きなお皿の上に
置いてから食卓に出すようにしてくださいね。
あると便利な道具2つ
耐熱の器
お皿に食材をのせて、
せいろで蒸すこともできます。
注意していただきたいことは
蒸籠の蓋を完全に閉めてたっぷりの蒸気で蒸すと
中の温度は100℃近くまで上がります。
ですので、100℃に耐えうる器
である必要があります。
となっている器であれば安心して
せいろでも使えると
個人的に考えています。
電子レンジで安心して使える耐熱容器は
140度以上の容器とJIS(日本産業規格)で
定められています
食洗器は一般的に洗浄温度は60~70℃、
すすぎ温度は80~90℃なので、
「食洗器不可」となっている器は
破損してしまう可能性があります
また、お気に入りの陶器や
表示がわからなくなってしまった器も
せいろに入れての調理は
控えていただいた方がいいと思います。
間違いやすい「耐熱温度」が表すもの
耐熱温度が何を表わしているのか
ご存知でしょうか?
耐熱温度140℃と書いてあったら、
「140℃まで加熱しても大丈夫なお皿」
と考える方がほとんどなのではないでしょうか?
実は、これは間違いで、
耐熱温度140℃の耐熱皿は
加熱した時と冷却した時の
温度差が140℃以内であれば
破損することなく使用することができる
ということを表わしています。
せいろで安全に美味しく調理するために
お皿選びのポイントをおさえておきましょう。
ツェンカ(蒸し物用トング)
せいろの中に入れた
お皿をヤケドせずに取り出すことができる
優れものです。
まん丸でなくても少しいびつなこのお皿でも
しっかりつかむことができました。
最初は、IKEAのシリコン製鍋つかみで
取り出していたのですが、
どうしても滑りやすかったので
たまに汁がこぼれたりして
慎重さが必要でしたが、
これを使うと水平を保ちながら持ち上げられるし、
なにより熱くなく、安定感がある
のがお気に入りポイントです。
私が購入したのは、大阪天王寺の
「神農生活(しんのうせいかつ)」さん。
ネットでも購入できるので
「ツェンカ」と検索してみて下さい。
ツェンカの使い方を動画で
知りたい方はこちらからどうぞ。
せいろ使い始め – せいを使い始めにする事とせいろ蒸しに必要な道具とは? まとめ
せいろ使い始めにする事は
「空蒸し(からむし)」
“せいろ”に何も入れず
空のまま蒸すことです。
この作業をする目的は
新品独特の匂いをとったり、
ほこりや汚れ、
木のあくなどを取り除くためです。
必要な道具6つ
①鍋
②蒸し板
③クッキングシートor蒸し布
④鍋つかみ(ミトン)
⑤蒸し上がった後にせいろを乗せるお皿
あると便利な道具2つは
①耐熱の器
②ツェンカ
ホワホワの白い湯気がさらに
料理を美味しくしてくれるせいろ
この機会にチャレンジされてみては
いかがでしょうか?
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