昨日は偶然にも午前午後ともに
中国留学経験のある生徒さま
とのレッスンでした。
本日はいつもと嗜好を変えて、
中国留学経験のある生徒さまとの
ディープなレッスンの会話内容。
そして、中国留学経験のある生徒さまにも
ご支持いただいているその秘訣について
迫りたいと思います。
特に、中国に留学や居住経験のある方には
是非ご覧いただきたい内容です。
中国留学経験のある生徒さまにもご好評いただいています!
この記事はこんな方におススメです。
日本では中国で食べた中国料理が食べられない苦悩
私は2005年~2007年に上海にほど近い
杭州(こうしゅう)という場所に留学しました。
その時は若干20歳という若さで
中国に意気揚々と乗り込みました。
もともと、色々な場所へ足を運んで
現地の風景を見たり
現地の美味しいものを食べるのが好きで、
留学期間の半分以上は、
授業の傍ら中国各地を回りました。
23省、5自治区、4直轄市、2特別行政区の
合計34の行政区のうち半数以上へ行きました。
※赤色の網掛けが、私が足を運んだ場所です。
中国留学から帰国後、
日本で中国で食べた
美味しい中国料理を食べられる
場所がほとんどないことに気づきました。
私が食べたい中国料理というのは、
地元の人が食堂や家庭で食べる
いわゆる家庭料理
「家常菜(ジァチャンツァイ)」です。
例えば、「トマト卵炒め」がその代表例です。
安いのに美味しい、ごはんが進むメニューです。
町中華はもちろん中華料理店と
いわれる場所にも足を運びましたが、
2007年当時は、私が見つけられなかった
だけかもしれませんが「家常菜」には
たどり着くことができませんでした。
もうこれは自分で作るしかない!
と思い、自宅で再現するようになりました。
今では、しびれる辛さの「花椒(ホァジャオ)」や
「中国の黒酢」などスーパーで
簡単に手に入れることができますが、
当時は中国食材や調味料がなかなか
手に入らなかったので、
中国に旅行をした時に調味料を購入して
帰ってきて試してみる。
そんな日々を過ごしていました。
今では大阪でも難波、日本橋あたりは
なかなかディープな中国料理が食べられる
お店が増えてきました。
大阪で蘭州ラーメンが食べられた時には
心の底から嬉しかったのを覚えています。
私が行ったのはこのお店
周記 蘭州牛肉面 難波本店 – 大国町/ラーメン | 食べログ (tabelog.com)
中華料理専門の料理教室の少なさと可能性
本場の味を再現しようと思っても、
どうやって再現するのか?
まず、料理教室を探してみましたが、
炒飯、唐揚げ、八宝菜…
私が思い描いている中国料理とは
かけ離れていました。
これは自分で調べてやるしか道はない。
この時点では料理教室を
開こうとかという考えは全くなく、
ただひたすらに中国で食べた
中国料理が恋しくて、
日本や中国で本を買ったり、
中国のサイトを直接見にいったり。
独学で見よう見まねで、
自分の舌が覚えている味を
再現し続けました。
約15年が経ち、
コロナをきっかけに脱サラし、
中華料理専門の料理教室を主宰していますが、
現在でも、中華料理のみで料理教室を
運営されいる方はパンやお菓子などの
ジャンルに比べると少ないというのが現状です。
また、中華料理専門といっても
飲茶で食べるような「点心」を専門に
教えてらっしゃる教室が多い印象です。
私はある方から言われたことがあります。
三村先生は、点心はもちろん、
料理の方もできるのが素晴らしい。
しかも、中国を経験されているから
料理にもストーリーがある。
それは誰にでもできることじゃないですよ。
点心と料理の両方、そして中国での経験。
これが私の強みなんだと
言われて初めて気づきました。
もちろん他のジャンルよりも
需要が少ないから教室自体が少ない
とも考えられますが、
私はそうとは思っていません。
ここである数字を見ていただきましょう。
外務省が発表する
海外在留邦人数調査統計
国(地域)別在留邦人数推計上位50位推移
海外に住んでいる日本人がどれだけいるか
という数字です。
平成29年から令和3年まで
その数字は減少傾向ではありますが、
中国はアメリカに次ぐ第2位となっています。
令和3年:中国 107,715人
留学生として、お仕事で駐在員として
またそのご家族として中国に
渡られることが多いと思います。
そういった方々が日本に帰ってくると
私と同じように中国で食べていたような
中国料理が日本では食べられない…と
悲しく思われているはず。
でもきっとまだ私の料理教室に
気づいていないだけだと思っています。
時短とヘルシーを兼ね備える”せいろ”と発酵調味料
15年間、自分で再現してきた中華料理の味。
基本的には満足していたのですが、
自分が覚えている味と比べると
「ちょっとだけ何かが足りない」
というのが私の悩みでした。
起業を決意してから
中華と言えば、女性の大好きな
「点心」は外せないかなと思い。
小籠包やえび餃子などを学ぶため、
香川県丸亀市の「料理教室まんまごと」の
德永 美希先生に師事しました。
教わったものは、糀を使った手作り
発酵調味料で点心を作る「発酵点心」でした。
「発酵点心」は味が優しいのにしっかり
とした味わいがあり、私自身その美味しさに
衝撃を受けました。
德永先生から教わった「発酵点心」を応用し、
発酵調味料で中華料理を作ってみると
「ちょっとだけ何か足りなかったもの」
が解消され、見事に味が一発で決まる
ようになりました。
この日本古来の「糀」と中国料理を
掛け合わせることで、日本と中国の食文化が
ハイブリッドした中華料理を
私は「美・中華料理」と名付けました。
日本古来の「糀」は料理を美味しくしてくれる
だけではなく、栄養素を分解して消化吸収を
しやすしてくれたり、腸内環境を改善したり、
疲労回復や美肌の維持にも役立つ効果が
あります。継続して摂取することで
美腸・美肌、代謝アップなどの健康・美容
効果が期待できると考えています。
この「美・中華」は、さらに中国の調理器具
「せいろ」を使って調理することで、
これまでの油ギトギト中華から、
重ね蒸しによる「時短」とスチーム調理による
「ヘルシー」を兼ね備えています。
生徒さまの共通点
中国留学経験のある生徒さま。
本格的な中国の料理が大好きな
方々なので、
それ以外に3つの共通点が
あるとお話の中から気づきました。
(体に悪そうなものは食べたくない)
(ヘルシーで美味しいと嬉しい)
(手間をかければ美味しくできるけれど、
そのレシピはまた作ろうとは思えない)
本場のような中華が食べたいけれど、
欲をいえばヘルシーで簡単なのがいい。まさに私の教室のコンセプトとピッタリ!✓他の教室にはない中国本場の味を
再現したオリジナルメニュー
✓「食べながらキレイにを叶える」
”せいろ”と”糀の発酵調味料”を使った
ヘルシー中華
ディープな会話内容
ちょっとマニアックすぎて
内容がわからない方も
いらっしゃると思いますが、
予めご了承ください。
中国で最も印象的な場所は?
午前の生徒さまは
中国でお仕事もされていた方で、
内モンゴル自治区、
新疆ウイグル自治区などかなり
ディープな地に足を運ばれている方。
その中でもチベット自治区が
最も印象的とのことでした。
中国は漢民族が主ですが、
多くの少数民族が存在します。
「省」と同様に、中国の行政単位ですが、
「自治区」は少数民族の民族区域自治を
保障するために設けられたものです。
標準語は中国語ですが、
ウイグル自治区は、ウイグル語
チベット自治区は、チベット語
という独自の言語を持っています。
話しがそれましたが、
やはり中国だけど、中国でないところが
魅力的だとおっしゃっていました。
チベット自治区は標高4,000m以上の
ところにあるので、
飛行機で行くと高山病にかかりやすく、
ゆっくりと時間をかけて体を慣らしながら
列車で向かうのが体に負担がないと言われています。
生徒さまは、飛行機でチベットに向かわれ、
同行された方は唇が青くなるほど
体調を崩されたそうです。
中国には絶景が多いですが、
体が相当タフでないと楽しめない場所も多いです。
標高が高いという話から、
私が行ってよかった場所をお伝えしました。
標高3,400m、四川省の九寨溝(きゅうさいこう)です。
ユネスコの世界遺産にも登録されています。
3枚の写真は私が2006年に撮った写真です。
10月に撮影したのですが、すでに雪が降っていて
ダウンコートを着ないと寒いくらいでした。
私は、四川省成都からバスで向かい、
到着直後は少し頭が痛くなった記憶がありますが、
翌日からは楽しく回れたのでセーフでした。
少し歩くと息が切れるそんな感じはありましたが、
ありがたいことに絶景スポットを繋ぐ
バスがあったのでしんどい思いを
することはありませんでした。
中国でよく食べていたものは?
生徒も私も新疆ウイグル自治区の
「羊肉串(ヤンロゥチュアン)」が
忘れらないという話になりました。
中国のどの地域よりも
肉が大きく、柔らかく、臭みがない
脂身も脂っこくなく、むしろ美味しい
という共通の認識を持っていました。
自治区の首府ウルムチで食べた
羊肉串ももちろん美味しかったのですが、
私は、もっともっと西のイランの近くにある
カシュガルという場所まで足を運びました。
ウルムチから列車に揺られ24時間。
そこで見た羊肉串は…
写真がありませんが、
その大きさに驚きました。
<羊肉串の大きさの例え>
中国沿岸部:パチンコ玉
ウルムチ:卓球の玉
カシュガル:テニスボール
こんな感じです。
また、ほとんど中国語が通じない。
でも現地の人とはお互い外国語の
中国語を一生懸命話し、
会話を楽しんだことを思い出し、
心がほっこりしました。
好きな餃子の餡は?
午後のメニューは焼き餃子でした。
中国経験者の方には、
焼き餃子は邪道だと思われるかもしれませんが…
という前置きをまずしました。
というのも、中国で餃子といったら
もっぱら水餃子。
焼き餃子もあるけれど、
日本ほどメジャーではない
という背景があるからです。
焼き餃子はみんな好きよ!
というフォローをいただき
レッスンはスタートしました。
中国で食べた餃子でどの餡が好きか?
という話題になり、
北方に留学されていた生徒さまは
「猪肉三鮮」という
豚肉のほかにエビ、炒り卵、ニラの
3種類が入った餃子がどこで食べても美味く、
猪肉白菜(豚肉と白菜)はメジャーだけれど、
感動するほどの美味しさは感じなかったと
教えて下さいました。
私の留学先は南方だったので、
焼き餃子を食べることの方が実は多かったので、
水餃子を食べるのは中国全土展開されている
「大娘水餃(ダーニャンシュイジャオ)」
というチェーン店位でした。
水餃子のもちもちとした
皮の美味しさの衝撃が大きく、
あまり中身のことは覚えていません。
「猪肉白菜」を食べて美味しいと
感じていた記憶があります。
こんな感じで、
過去の記憶と共に
ディープなお話ができて
ワクワクさせていただきました。
ありがとうございます。
生徒さまの推しポイント
私からお願いしたわけではなく、
生徒さまのが会話の中で
自然に仰っていただいた内容です。この仕事をやっていて
本当によかったと感じました。
どうしてそうなるのかの理屈も教えてもらえて嬉しい
(ちょっと足りない時に、温めるだけで食卓に出せる。)
エクラシーフからのお知らせ
中国に旅行、留学、駐在、帯同しておられた
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この夏、勇気を出して
一歩を踏み出してみませんか?
新しい世界が見えてきますよ。
本日も最後までご覧いただき
ありがとうございました。
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